NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)

認証施設がNIPTで調べる病気を限定している理由

当運営委員会は、NIPTで調べるのは21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミーの3つの疾患に限定して、医療機関と検査分析機関の審査・認証をおこなっています。精度が十分に検証されているのがこの3つの疾患だからです。この3つの疾患以外も調べると広告する施設もありますが、当運営委員会ではそのような検査精度が十分に検証されていない疾患を検査の対象とする施設は認証していません。アメリカの産婦人科学会でもこの3疾患以外の検査は推奨しないとの見解が述べられています。海外でも、NIPTはこの3疾患に限定しておこなうのが主流です。

3つの疾患以外も含めて胎児の異常がご心配な方は、認証施設にご相談のうえ、遺伝カウンセリングを受けることをお勧めします。主治医や遺伝カウンセリングの場におられるスタッフは、検査を受けたほうがいいのか、受けるならどんな検査を受ければいいのか、一緒に考えてくださるでしょう。